後発のマウントでサードパーティも少ない。そんな状況は過去の話。
SONY Eマウントレンズのラインナップはかなり充実してきた(最近は高級路線ばかりに偏っている気もするが、当初の「暗くても小型!」というスタンスはいずこへ・・・)。
もし自分がEマウントレンズを1本も持っていなかったら、どんなレンズを構成でレンズを集めるか考えてみた。こういった妄想は非常に楽しいものである。
こんな人にオススメ▼
- α7シリーズのようなフルサイズEマウントのボディ購入を検討している
- 20万円くらいするGMレンズは初めから考えていない
- レンズを集めるのが好き
【構成1】標準ズーム+単焦点
▲24ミリの広角から105ミリの中望遠までカバー。風景もポートレートも行ける1本。
▲開放からキレッキレと評判の単焦点レンズ。開放絞りも抑えめで軽量コンパクトな仕上がり。とはいえ単焦点ならではの大きなボケを楽しめる。
とりあえず何でも撮れる状態にしつつ、単焦点でボケ味も楽しめる。
割と完成形だと思う。
どちらのレンズも非常に評判がよく、SONY Eマウントの美味しいところだけを味わうようなレンズ構成である。
- 評判のいいレンズだけ使いたい
- レンズの本数をなるべく少なく収めたい
- 標準域があれば十分
【構成2】ズームレンズを駆使してなんでも撮りたい人
▲SONY純正で最も広角の12ミリ始まりの広角ズームレンズ。一眼レフでは考えられないほどの小型軽量設計。
▲TAMRONがミラーレス用に設計した開放F2.8通しの標準ズーム。SONY純正のF2.8通しの半額以下という価格だけでなくその軽さも魅力。
望遠端が300ミリまである望遠ズーム。どの焦点距離でも非常によく解像する現代設計のレンズ。
12ミリから300ミリまであらゆる画角に対応する(24〜28ミリは穴が開くが)。
何を撮りたいか決まっていない人のための構成なので、使い込むに連れて下記のような手順で自分だけのレンズ構成へと昇華させて欲しい。
- よく使うレンズは上位レンズにステップアップ
- 特にお気に入りの画角の単焦点レンズを購入
- 使わないレンズは売却
これといった強みもないが、強烈なパースの効いた画から圧縮効果で濃い写真まで撮れる。
- 何を撮りたいかまだ決まっていない
- 自分の好きな画角がまだ分からない
【構成3】なるべく単焦点(安く)
▲スマホに近い画角。すぐに使いこなせるレンズだし、そこそこボケも楽しむこともできる。
▲先程も紹介したキレッキレの単焦点。せっかくEマウントを使うなら是非試してみたい。
▲安い!ZEISSやGレンズのようなブランドこそないが、写りに関しては折り紙付き。筆者はこのレンズで中望遠にハマった。
広角、標準、中望遠と一通り撮れる組み合わせ。全て買っても20万円前後と安価。
安価なのに撮れる写真は高級ズームレンズにも勝る。
個人的には玄人っぽくて非常にありだと思う構成。
- ガチャガチャレンズ交換を楽しみたい
- とにかくボケが大好き
- Eマウントは機動性重視のサブ的な位置づけ
まとめ
カメラを始めた頃は単焦点レンズの良さが全くわからなかったが、今ではむしろズームレンズをあまり持ち出さなくなってしまった。
だからといって単焦点だから絞り開放ばかりで撮影するわけでもないのだ。だから【構成3】を考えているときが一番楽しかった。
自分で書いたこの記事を指標に、自分のレンズ構成で焦点距離のかぶっているレンズなどを整理したいところである。