標準ズームはSONY Eマウントで最も熱いレンズ群である。
純正も力を入れているし、2018年にはサードパーティも参入した。選択肢が非常に多く、迷うことだろう。
そんなあなたのために、各レンズの特徴や選び方をまとめてみた。あなたにピッタリのレンズが見つかるはずだ。
実売10万円以下のSONY Eマウント標準ズームレンズ
まずはお手頃で手の出しやすい、10万円以下の標準ズームレンズから見ていきたい。
お手頃なFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS(SEL2870)
実売¥47,429+税(ソニーストア)
キットレンズにもなっているお手頃なレンズだ。
はっきり言ってメリットは価格と軽さだけ。
レンズを買い足す予定がないのならオススメできる。
大人気の大口径TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)
実売¥85,050(価格.com)
タムロンが満を持して世に送り出した刺客。軽くて開放f/2.8と明るく、そして安い。
同じく開放f/2.8のSEL2470GM(後述)の約1/3の価格。
趣味レベルの写真家には最もオススメできるレンズと言って良い。
広角端が28ミリ(ほとんどのスマホのカメラの画角)であることを許せれば、の話ではあるが。
実売10万円越えのSONY Eマウント標準ズームレンズ
ズームレンズで10万円を超えてくると、SONYの高級ラインであるZEISSやGのマークが付く。
かつての定番Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS(SEL2470Z)
実売¥104,630+税(ソニーストア)
フルサイズEマウントレンズでは生産台数が一番とか。
ネットでの評判はイマイチであるが、筆者の主観では小型の割には十分な性能である。
ZEISSの銘がついてしまったため、ユーザーの期待値が高まりすぎてしまった気の毒なレンズ。
現在は前述のModel A036や後述のSEL24105Gが販売されているため、このSEL2470Zを積極的にオススメする理由はない。
なお、筆者が一番最初に購入したレンズ(売却済み)である。
SONY純正の新定番FE 24-105mm F4 G OSS(SEL24105G)
実売¥149,630+税(ソニーストア)
ネットで一際評判の良いSONY純正では最も新しい標準ズームレンズ。
SEL2470Zの存在を過去のものにしたことは間違いない。
多くの人が先述のTAMRON Model A036と迷うかもしれない。
- 望遠端が105ミリなのはタムロンの75ミリをトリミングしてもいいんじゃ
- しかし、広角端が24ミリなのは代え難いメリット
- 開放f/4とf/2.8の一段分の差はEVF&好感度センサーの前では以前ほど大きくはない
憧れのFE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)
実売¥252,500+税(ソニーストア)
SONY Eマウント最高峰の標準ズームレンズ。
最も重くて最も高価な標準ズームレンズ。αシリーズの特徴であるボディの小型軽量さを帳消しにしてしまうほど。
大口径なので明るく、描写力も抜群。
これ一本あれば風景からポートレートまで大抵のものを撮影できるが、逆に写真撮影が主たる目的でないならこのレンズを持ち運ぶのは現実的ではない。
とは言え、24, 28, 35, 50, 70ミリの単焦点レンズを買い揃えるよりは軽く、安価で済むという考え方もある。
まとめ
これまで紹介したレンズの特徴を一言でまとめてみる。
- とにかく安く・・・SEL2870
- 高コスパ、筆者が最もオススメ・・・TAMRON Model A036
- そこそこ安く、広角端24ミリは必須・・・SEL2470Z
- 広いズーム域で高品位な描写・・・SEL24105G
- 最高峰のレンズを使いたい・・・SEL2470GM
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