レンズ交換式カメラを使うに当たり、望遠レンズを使うことは最高の喜びと言っていい。スマートフォンでは絶対に撮れない画がとれる。
かつては乏しかったSONY Eマウントの望遠レンズ群も徐々に充実している。
どれもキャラが立っていて迷うことは少ないかもしれないが、備忘録も兼ねてまとめてみた。
実売10万円台のSONY Eマウント望遠ズームレンズ
残念ながら10万円以下のフルサイズ対応レンズはない。高級ラインのGレンズしか存在しないのだ。そういう意味で、Eマウントにおける望遠域への参入障壁は高い。
初めての白レンズにFE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)
実売¥142,667(ソニーストア)
お手軽に手に入る白レンズ。
ズームしても伸びないので、防塵防滴の面で安心。
三脚座が付いているのも魅力的。
後述のSEL70300Gと迷うところではあるが、望遠端が200 mmとまりな事を除けば、こちらのSEL70200Gが全てにおいて優っている。
参考▶【比較】FEマウント望遠レンズが欲しい。SEL70200GかSEL70300Gか迷ってます
ズーム域が広く、しかも寄れるFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS(SEL70300G)
実売¥154,630(ソニーストア)
筆者が前述のSEL70200Gと悩みに悩んで購入したレンズ。
多少暗いが描写力は抜群である。SEL2470Zの次に購入したが、等倍表示でSEL2470Zよりも解像していて、差にに驚いた。そしてレンズ沼に足を踏み入れることになる。
最短撮影距離が短く、最大撮影倍率も0.31倍とテレマクロ的に使えるのも魅力。
フィルター径は先述のSEL70200Gと同じ72 mmであるが、こちらの方が筐体が太く、操作はしづらい。
望遠端でSEL70200Gよりも1段暗くなるが、
- EVFで開放絞りとファインダーの明るさは直接関係ないこと
- 強力な手ぶれ補正が搭載されていること
上記2点から、1段の差は問題ないと判断し、SEL70300Gを購入した。ポートレート、花の撮影、航空祭での役立ちに大変満足している。
レビュー・作例はこちら▶悩んだ末FEマウント望遠レンズSEL70300Gを購入しました!圧縮効果レビュー【SONY α7II】
実売20万円以上のSONY Eマウント望遠ズームレンズ
ここからは最高級ラインG Masterのレンズが並ぶ。
比類なき描写力FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)
実売¥299,630(ソニーストア)
ポートレートから風景まで、テレコンバーターを使えばスポーツも行ける高級レンズ。
これでトロットロにとろけるポートレート撮りたいなあ、なんて憧れる。しかし、価格と重さがそれをさせてはくれない。
超高度非球面レンズや11枚絞りなど、SONYの技術を惜しみなく投入されている。この値段も納得せざるを得ない。
「出掛けたついでに撮影する」ではなく、「撮影するために出掛ける」という気概あってこそ持ち出せるレンズだろう。
個人的には、ごつい三脚座や白い花形フードが最高にかっこいい。
超望遠ならコレ!FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL100400GM/
実売¥290,380(ソニーストア)
αユーザーが待ちに待った長玉。スポーツや飛行機撮影するには必須のレンズ。
SEL1224GとSEL24105Gと合わせて持てば3本で超広角12ミリから400ミリまでカバーできるという隙きのない構成に。これと自分の好きな焦点距離の単焦点さえ揃えば、当分他のレンズはいらないのではないだろうか。
外見は前項のSEL70200Gにそっくりだが、こちらのレンズはズームすると伸びる。
SONY Eマウントで現在最長の焦点距離を持つ。テレコンバーターを使えばなんと800ミリ。
ついに出た!600ミリまでのズームレンズ!FE 200-600 mm F5.6-6.3 G OSS(SEL200600G)
供給不足になっているほどの人気。
この焦点距離がカバーされたからαへの乗り換えが決心できた人もいるのでは。
まとめ
ここまで紹介した4本のレンズから自分にぴったりなものを選ぶ際は以下を参考にしてほしい。
- 三脚座が必要で安く収めたい・・・SEL70200G
- 望遠端が300ミリまで欲しい・・・SEL70300G
- とにかく描写力、最高のレンズがほしい・・・SEL70200GM
- 一番焦点距離の長いレンズがほしい・・・SEL100400GM
他のズームレンズのまとめはこちら▼